1949-07-22 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第24号
ストをやるならば、事前に告示をしてやるならば、かまわない、皆藤音松という共産党の方が——第一次行政処分になつた車掌が、突つ込まれておりましたけれども、結局櫻木町駅まで持つて行つて、上りは回送して神奈川へ持つて来て、初めは新子安まで空車回送して、新子安から客扱いしようところが東神奈川では乘らない。これではおもしろくない。
ストをやるならば、事前に告示をしてやるならば、かまわない、皆藤音松という共産党の方が——第一次行政処分になつた車掌が、突つ込まれておりましたけれども、結局櫻木町駅まで持つて行つて、上りは回送して神奈川へ持つて来て、初めは新子安まで空車回送して、新子安から客扱いしようところが東神奈川では乘らない。これではおもしろくない。
そうしていると、皆藤音松という革新のやつが、西田君、われわれと手をとつて行きませんかと言つて來たので、自分もいつまでもこんなことをしていてもしようがない、ともかくここでもつて手を握つて行くか、そういうぐあいにむりに言つたんです。そして皆藤さんはいいと言つたが、分会の中にはおかしな人間がいるから、両手をついてあやまつて泣いた。
○西田証人 自分は出ていないから、第三者から聞いたのですが、井上勘一であるとか、皆藤音松、神保昭、三好武、そういう人間がそういう空氣に持つて行くらしいのです。自分はいなかつたからわからないのですが‥‥。それでのちに新聞記者を座敷にあげて、この記事を出さないということを朝日新聞の某記者に契約書を書かせたのです。
○神谷證人 関根國松君、皆藤音松君、それから柳川一夫君に井上勘一君、この四人だけ來ましたので、その趣旨を口頭で傳達いたしました。それは十時の発令で部長から、日本國有鉄道法第三十一條及び公共企業体労働関係法第十八條により免職する、こういう発令があつたからひとつ承知していただきたいということを、四人に私が傳達いたしました。
そうしたところがそのときにちようど関根國松というというのが物品に用があつて來ておりまして、それがそばにいたものですから、関根君といつて呼んだときに、井上勘一君と、それから皆藤音松君、それからいま一人は……、これはちよつと記録を見てよろしゆうございますか。
川久保正夫君、皆藤音松君、それから大木由春君も見え事ました。それから柳川一夫君もいたと思います。そのほか車掌区の勤務すべき車掌は当時少いのでありますが、そのほかの人でもつて操縦の前後はほとんど一ぱいでありましたから、それ以外にははつきりとわかりませんです。ことに電車区からも大勢の人が一緒に参りましたものですから、結局そこで押し問答をしたわけであります。